木版画

木版画の魅力に迫ろう

木版画の魅力は、その表現力や有機性にあり、それが近年の人気の高まりの理由の一つとなっています。日本の伝統的な木版画には、無害な水性のインクを使用し、印刷機を必要としないなどの多くの魅力があります。一方、西洋の木版画では、水性インクに糊を混ぜて使用するため、より強い効果が得られる傾向にありますが、日本の木版画はより繊細でデリケートです。

日本の木版画は、バランスの取れた繊細なアートであり、初期の中国のオリジナル版から進化した材料と道具を用いて、おそらく世界で最も優れた芸術となっています。

版画家たちは様々なものから着想を得ますが、現在では、西洋と東洋の両方のアプローチから得た手法や材料を組み合わせて、傑作が生み出されています。

木版画に使用される木材

バルトバーチ合板

バルトバーチ合板は、伝統的な木版画の技法にぴったりで、油性または水性のインクを使用できます。

JASバルトバーチ合板は、寒冷地で生産されており、白樺を何層にも重ねているため、従来の合板に比べて木目が密で細く、空洞が少ないのが特徴です。

表面を滑らかにサンディングしたり、ワイヤーブラシでブラッシングしたりすることで木目を目立たせて、印刷に取り入れることもできます。

プリントウッド

木版画の材料として最も一般的なのは、シナノキです。シナノキは寒冷な気候で育つ木材で、長持ちし、細くほとんど目立たない木目が高く評価されています。シナ合板は柔らかく、簡単に彫ることができます。

ソリッドカラーの場合、厚みのある無地の横目ブロックが特徴のホオノキや、より細かいカットの無地の横目ブロックが特徴のカツラがおすすめです。どちらの木材も滑らかにサンディングされており、ブロックの両面に彫刻を施すことができる厚さとなっています。油性/水性のレリーフインクも使用できます。

Pfeil社製の専門家用ウッドカットツール

安定した人気を誇るPfeil社製のリノカッターやブロックカッターに続いて、今回は大型のウッドカットツールを入荷しました。

Pfeil社製のMallet Handle(マレット・ハンドル)ウッドカットツールは、八角形の長いハンドルが特徴で、両手でしっかりと握って作業することもできます。

また、同じくPfeil社製のHornbeam Mallet(ホーンビーム・マレット)と組み合わせて使うこともできます。Hornbeam Malletは、原生のシデの一枚材で作られており、それ自体が素晴らしいツールです。大胆でよりアグレッシブな木版画により適しています。

木版画の道具

職人の手による伝統的な木版画の道具も販売しています。刃物製造の技術には、長く輝かしい歴史があります。

これらの道具は、刀剣の製造から発展したもので、北斎の有名な『神奈川沖浪裏』に代表される浮世絵の制作に見られるような、正確な彫刻には必須となる道具です。これらの彫刻道具の改良には、中国の初期の発明とデザインが用いられました。

ちなみに、東洋と西洋の木版画の最も顕著な違いは、板木のエッチング工程にあります。